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共同通信
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【テヘラン共同】サウジアラビアのファイサル外相は17日、イランの首都テヘランを訪問し、イランのアブドラヒアン外相と会談した。ライシ大統領とも面会する。国営テレビが伝えた。中東の覇権を争ったサウジとイランが3月に中国の仲介により外交関係の正常化を合意したことで、ファイサル氏が合意後初めてイランを訪問した。
今月にはサウジの首都リヤドでイラン大使館が再開するなど、両国の和解が進展している。イスラム教スンニ派の盟主サウジは2016年、シーア派大国イランで群衆がテヘランにあるサウジ大使館を襲撃したことを受け、断交を発表。襲撃はサウジによるシーア派有力指導者の処刑に対する抗議だった。