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共同通信
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岸田文雄首相は18日、母校である東京都内の早大の大隈講堂で講演し、後輩の学生らにエールを送った。「人生に無駄なことはない。結果が出ずに悩むことも多いかもしれないが、今を大事に生きることが大事だ」と諭した。読書や旅行に費やした自身の大学時代を振り返り「お世辞にも模範的ではなかった。母校で首相として講演するとは想像もできなかった」と語った。
会場からは日中首脳会談の見通しを問われ「あらゆるレベルで緊密に意思疎通を図ることが重要だ。その中で、訪中も考えていく」と答えた。
早大によると、同大出身の首相は岸田氏が8人目。最近では森喜朗、福田康夫、野田佳彦各氏らが知られている。