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共同通信
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ウクライナへの侵攻を続けるロシアが、黒海を通じたウクライナ産穀物輸出を実現した両国とトルコ、国連の4者合意から離脱する可能性が高まっている。プーチン大統領は17日に訪ロしたアフリカ諸国首脳らとの会談で「合意は食料危機を解決できない」と指摘。政権幹部らは7月17日の期限切れ後の合意延長に応じない可能性を強く示唆している。
ロシアは自国や中国に制裁を科して対ウクライナ軍事支援を続ける欧米を「新植民地主義」と批判し、アフリカや中東にロシアの穀物を無償提供して非欧米諸国の支持を取り付ける方が得策との判断に傾いている。