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共同通信
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ロシアのプーチン政権と対立して服役中の反政府活動家ナワリヌイ氏が過激派集団を創設した罪などに問われた新たな裁判が19日、モスクワ東方ウラジーミル州の刑務所内で始まった。同氏陣営によると、最長で懲役30年を科される可能性がある。ロシアの独立系メディアなどが伝えた。
同氏の両親は法廷入りを認められず、法廷とは別の部屋で公開された報道陣向けの中継も通信が途切れた。ナワリヌイ氏側は政権による弾圧だと非難した。タス通信によるとペスコフ大統領報道官は19日、裁判を「注視していない」と述べた。
ナワリヌイ氏は2020年に国内で毒殺未遂に遭い、療養先のドイツから21年に帰国し逮捕された。