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共同通信
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【北京共同】ブリンケン米国務長官は19日、訪問先の北京での記者会見で、中国がウクライナ侵攻を続けるロシアに武器供与を検討しているとの疑惑に関し「中国から現在も今後も提供することはないとの約束を得た」と述べた。実際に供与の証拠も確認できていないとして中国に謝意を表明した。
疑惑を巡っては、ブリンケン氏が2月にドイツで中国の王毅共産党政治局員に「深刻な結果になる」と警告した経緯がある。ブリンケン氏が中国高官らとの会談を経て、トーンを軟化させた形だ。
ブリンケン氏は「中国の民間企業がロシアが侵攻を進められるように技術提供しているかもしれないとの現在進行形の懸念を持っている」とも指摘した。