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共同通信
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北海道八雲町の国道でトラックが都市間高速バスに衝突し、5人が死亡した事故で、トラックを運行していた青森県おいらせ町の養豚会社「日本クリーンファーム」への家宅捜索で、道警がトラックの運行や勤務態勢に関する資料などを押収したことが20日、道警への取材で分かった。同社の運行管理に問題がなかったか、自動車運転処罰法違反容疑で調べている。
同社によると、トラックの梶谷誠運転手(65)=死亡=は長年配送業務に従事。事故当日は午前6時半ごろから勤務し、車両点検も行っていた。原則8時間勤務で、吉原洋明社長は直近3カ月の状況を調べたが、長時間や過重労働には当たらないと説明した。
トラックは18日午前11時55分ごろ、七飯町から八雲町にある食肉処理場に豚を運ぶ途中、札幌市から函館市に向かっていた都市間高速バス「高速はこだて号」と衝突。乗客の男女3人とバス運転手の興膳孝幸さん(64)が死亡。道警は19日夜、梶谷運転手以外の4人の死因は出血性ショックや胸部が強く圧迫される「緊張性気胸」だったと明らかにした。