新品種のサクランボ盗難、山形

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共同通信
サクランボの新品種「やまがた紅王」=山形県天童市

 山形県天童市寺津のサクランボ畑で、今年本格デビューしたばかりの新品種「やまがた紅王」約5キロ(10万円相当)が盗まれたことが20日、分かった。紅王の盗難被害は県内で初めて。県警が窃盗事件として調べている。

 紅王は県が1997年以来改良を重ねて開発し、今年から本格的な販売が始まった。500円玉を上回るほどの大粒の実が特徴。酸味が控えめで、さわやかな甘みが売りという。

 天童署によると、19日午前5時半ごろ、畑を所有する男性が見回った際、ビニールハウス内のサクランボの木3本から実がもぎ取られているのに気付き、署に届け出た。前日の18日午後5時ごろ確認した時は異常はなかったという。