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共同通信
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岸田文雄首相は21日の記者会見で、次世代半導体の国産化を目指す新会社ラピダスが北海道千歳市に建設する新工場に「必要な支援を講じてまいりたい」と述べた。「最先端の半導体技術の産業基盤をしっかりと国内に確保することが不可欠」だと説明した。
新工場は今年9月に着工し、2025年に試作ラインを稼働させる計画。27年の量産開始に向け、官民で計5兆円規模の投資が必要と見込まれている。
首相は、政府が支援したジャパンディスプレイ(JDI)が業績不振に陥った失敗例などを念頭に、ラピダスの計画は「米国や欧州などとの国際連携の下で量産化までを見据えたものとなっている」と強調した。