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共同通信
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【ロンドン共同】林芳正外相は21日午後(日本時間22日未明)、ロンドンの英王立国際問題研究所(チャタムハウス)で日英関係をテーマに講演した。中国が覇権主義的な動きを強めるインド太平洋地域での連携を強調。安全保障面での日英2国間協力を「より高いレベルに引き上げる」と表明した。
英国は3月、外交・安保の基本政策を示した「統合レビュー」を改定しインド太平洋への関与強化を宣言した。林氏は「英国が恒久的に関与することは戦略的・地政学的観点から見識だ」と評価した。「日英は言葉と行動を通じて、一方的な現状変更の試みは世界のいかなる場所でも許されないことを示さなければならない」と訴えた。