Published by
共同通信
共同通信
大阪地裁で5月に開かれたストーカー規制法違反事件の公判でICレコーダーを使って法廷内のやりとりを録音しようとし、裁判官の退廷命令に従わなかったとして手錠で拘束された男性弁護人に対し、地裁は同じ事件の22日の公判で再び退廷を命じた。今回は手錠による拘束はなかった。弁護人は退廷に応じた。
再び退廷を命じられたのは、中道一政弁護士(大阪弁護士会)。ストーカー規制法違反罪に問われた女の私選弁護人を務めている。5月30日の前回公判では閉廷後に「制裁裁判」が開かれ、過料3万円を言い渡された。中道氏は不服として大阪高裁に抗告したが、棄却されたため最高裁に特別抗告している。