ライカーズ島刑務所閉鎖に賛成 市長と夫人の見解は不一致

 ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が、ライカーズ島刑務所の改修計画を発表した翌日の17日、市長の妻で良きアドバイザーでもあるシャーレーン・マックレイ氏は、同刑務所の永久的な閉鎖に賛成であるとの考えを明らかにした。
 同日に発表されたウェブサイト、ジェゼベルのインタビューで同氏は、この刑務所の閉鎖を「素晴らしい考え」だとし、同刑務所で提供されている精神衛生サービスは充分ではないため、改良されたサービスが必要であると訴えた。市議会議長メリッサ・マーク=ビベリト氏も、ことしの施政方針演説で、同刑務所の閉鎖を提案しており、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事も閉鎖を支持する意向を示している。
 一方、デ・ブラシオ市長は16日、同刑務所の改修計画を発表したものの、これを実現するには数十億ドルの費用が必要となるため、現時点では実現の糸口がつかめていないと語っている。
 同じインタビューで、長女のキアラさんと長男のダンテさんが、次期大統領選民主党予備選で、夫妻が支持するヒラリー・クリントン前国務長官ではなくバーニー・サンダース上院議員を支持したらどうするかと質問されたマックレイ氏は、「その可能性はある」と笑いながら答えている。