雷が影響?緊急地震速報で誤報

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共同通信
気象庁

 気象庁は22日までに、鹿児島県の奄美大島近海でマグニチュード(M)7.0の地震が発生したと21日午前6時半ごろに発表した事業者向けの緊急地震速報が誤報だったと明らかにした。実際には地震は発生しておらず、雷によるノイズを地震波として検知したとみられる。事業者からトラブルなどの報告は受けていないという。

 気象庁によると、緊急地震速報には鉄道などの事業者向けの「予報」と一般向けの「警報」の2種類がある。予報は速報性を重視し1カ所でも地震計で最大震度3以上の揺れを、警報は2カ所以上で最大震度5弱以上の揺れを予想した時に出される。今回は警報は発表されなかった。