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共同通信
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静岡県牧之原市で起きた園児置き去り死事件を受け、同県は22日、通園バスを保有する保育所や幼稚園などを対象に、置き去りを防ぐ安全装置の設置状況を調べたところ、設置率は5月15日時点で11.9%にとどまるが、6月末には62.6%まで上昇する見通しだと発表した。
国は4月、置き去り防止のため、通園バスへの安全装置設置を義務化。現在、設置状況の全国調査を実施しており、静岡県は県内の結果がまとまったため、国に先駆けて発表した。
県によると、県内の調査対象は650施設のバス計1530台。このうち5月15日時点で183台が設置済みで、6月末までに958台が設置完了を予定している。