Published by
共同通信
共同通信
【イスタンブール共同】トルコ中央銀行は22日の金融政策決定会合で主要政策金利を8.5%から15%に引き上げることを決めた。利上げは2021年3月以来、2年3カ月ぶり。
米銀行幹部出身のエルカン新総裁にとって初の決定会合。
5月の大統領選で勝利したエルドアン大統領が財務相と中銀総裁を刷新し、政策転換を示唆していた。金利を「悪」とみなし、物価高にもかかわらず異例の低金利路線を強行してきたが、最近は利上げ容認と受け止められる発言もあった。
インフレ率は昨年10月に85%を超え、5月も40%近かった。大統領選後に通貨リラは対ドルで暴落し、一時過去最安値の更新を繰り返した。