山上被告「次回出席、考え直す」

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共同通信

 不審物が届いたため安倍晋三元首相銃撃事件の第1回公判前整理手続きが中止されたことに関し、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)が「自分が出席することで騒ぎが起きたということもある。次回はよく考えてみたい」と話していることが22日、被告の弁護団への取材で分かった。

 第1回公判前整理手続きは12日に開かれる予定だった。奈良地裁に届いた不審物とされた段ボール箱には、被告の量刑減軽を求める署名用紙が入っていた。

 弁護団は、地裁から次回期日を伝えられていないという。弁護団の一人は手続きの遅れから「初公判は今年中に始まることはない。来年前半も難しいのでは」との見方を示した。