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共同通信
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神奈川県逗子市で2020年2月、マンション敷地の斜面が崩れ、直下の市道を歩いていた県立高校の女子生徒=当時(18)=が土砂に巻き込まれて死亡した事故で、県警は近く、必要な安全措置を怠ったとして業務上過失致死の疑いで、マンション管理会社の担当者だった男性を書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で22日、分かった。
県警は、約66トンの土砂が突然崩れ落ち、偶然通りかかった高校生の命が奪われた事故で、危険性が漫然と放置されていた疑いがあると判断した。
捜査関係者によると、男性は管理会社「大京アステージ」湘南支店の担当者だった。斜面に亀裂が生じているのを前日に把握していたのに、必要な安全措置を取らず、20年2月5日午前8時ごろ、事故を引き起こした疑いが持たれている。
女子生徒の遺族側によると、斜面はマンション完成前の地質調査で、風化による強度低下が指摘されていた。土砂は、補強されていなかった斜面上部から崩落した。