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共同通信
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【ニューヨーク共同】22日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで急落して一時1ドル=143円23銭と昨年11月以来、約7カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。円は対ユーロでも下落し、一時1ユーロ=156円93銭と2008年9月以来、約15年ぶりの円安ユーロ高水準となった。
米FRBのパウエル議長がこの日の米議会上院の公聴会で、年内にさらに2回利上げする可能性を改めて示唆したことを受けて米長期金利が上昇。日米金利差の拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが加速した。
日銀が大規模な金融緩和政策を当面継続する姿勢を崩していないことも、ドル買い円売りに拍車をかけた。