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共同通信
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気象庁は26日、鹿児島県にある口永良部島の噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。新岳火口から約1キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石や火砕流に、火口の西側約2キロの範囲では火砕流に警戒を呼びかけている。
気象庁によると、口永良部島では火山性地震が増加。17日から26日までに計100回観測された。火山活動が高まっており、火口周辺に影響を及ぼす程度の噴火が発生する可能性があるという。
口永良部島では15年5月、新岳で爆発的噴火が発生。気象庁はレベル5「避難」に引き上げ、全島民が一時、屋久島へ渡った。