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共同通信
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在日コリアンが多く住む川崎市川崎区の桜本地区と京都府宇治市のウトロ地区の住民同士が26日、「ウトロ平和祈念館」で交流し、差別や貧困の中を生き抜いたお互いの苦労をしのんだ。川崎から訪れた石日分さん(92)は「皆さんが人権を守るため闘っていることを心から応援します」と語りかけた。
川崎の高齢女性らを乗せたバスが祈念館に到着すると、ウトロの在日コリアンの女性らが民族楽器を打ち鳴らして歓迎。共に踊って楽しんだ。
一行は祈念館を見学し、かつて洗濯に使った砧などの展示品を見て昔話に花を咲かせた。2021年8月にウトロの住宅が放火されたヘイトクライムの解説などを熱心に聞いていた。