小学生からの性被害で和解

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共同通信

 小学校高学年から20歳ごろまでの間、通っていた塾で講師だった男性から性被害を受けたとして、広島県に住む20代後半の女性が男性に損害賠償を求めた訴訟があり、広島地裁で27日までに和解が成立した。26日付。女性の代理人弁護士が明らかにした。女性はわいせつ目的で子どもを手なずける「グルーミング」の手口で被害を受けていた。

 代理人弁護士によると、男性は「勉強しよう」と自宅に呼び出し、わいせつ行為を重ねていた。「愛している」などと言って行為に及び、動画を撮影することもあった。被害は20歳ごろまで続き、その後も不眠などの症状が続いた。

 女性は昨年、インターネットで性暴力に抗議するデモの記事を見て自身の経験も被害だと気付き、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったとして損害賠償を求めて男性を提訴していた。