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スタテン島に昨年9月、ニューヨーク市で初めてとなるディスレクシア(読字障害)の生徒を対象にしたチャータースクールが開校した。ウォール・ストリート・ジャーナルが19日、報じた。
ブリッジ・プレパラトリー・チャーター・スクールの共同設立者で市教育局(DOE)の元ディレクター、ティモシー・カスタンザさん(31)によると、一般の学校では読字障害の生徒に必要な授業が行われず、生徒は落ちこぼれになりがちだという。市の公立校の生徒110万人のうち約7万5000人が、読字障害などの学習障害があると診断されている。読字障害児童の擁護団体は、学習障害を持つ生徒に対する認識が低いことが、市の生徒の読解の成績の低さにつながっていると分析。2019年の全米学力調査によると、読解のテストで市の公立校4年生のうち、「優秀または良好」と評価されたのはわずか27%だった。
読字障害の人は通常、話し言葉で個々の音を認識することや文字と音を合わせることが困難とされる。世界中で15%から20%の人が、言語関連の学習障害を持つと推定されており、その多くが読字障害に関係する読解力不足だという。
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