モスクワ進軍ならワグネル敗北

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共同通信

 【ワシントン共同】米CNNテレビは26日、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について、米情報機関が詳細で正確な計画を把握していたと報じた。複数の情報筋の話として伝えた。ワグネル創設者のプリゴジン氏が首都モスクワに進軍していたら「決定的な敗北」を招いていたと分析している。

 プリゴジン氏が隣国ベラルーシへの出国に応じて最終的に進軍をやめたのは、自身の敗北を悟っていたからだとみられる。計画の情報は、英国高官を含む一部の同盟国とだけ共有され、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の多くには開示されなかったという。