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共同通信
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薗浦健太郎元衆院議員(51)の政治資金規正法違反事件で、有罪となった佐藤尚志元政策秘書が、元議員の政治団体で2009年分から政治資金収支報告書への過少記載を始めたと東京地検特捜部に供述していたことが27日、佐藤元秘書の刑事確定記録で分かった。共同通信が同日までに請求し開示された。検察が立件したのは時効前の18年分からの3年間分で、過少記載の総額は大きく膨らんでいたとみられる。
また支出の過少記載について、薗浦元議員が「銀座のクラブや赤坂の高級料理屋での高額会食費を報告書に計上すると、有権者から批判を受けてしまうかもしれないとの思いがあった」と供述したことも確定記録で判明した。