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共同通信
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母親に対する自殺ほう助容疑で逮捕された歌舞伎俳優市川猿之助(本名喜熨斗孝彦)容疑者(47)が、事件発覚前日の5月17日に自殺方法をインターネットで検索していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は自身に関する週刊誌報道が出ることを知って思い詰めた猿之助容疑者が17日の家族会議で心中を決意したとみて調べている。
猿之助容疑者と、死亡した母親喜熨斗延子さん(75)から検出された2種類の睡眠薬の成分が父親市川段四郎(本名喜熨斗弘之)さん(76)の遺体から検出されたことも分かった。
猿之助容疑者は過去に複数回睡眠薬の処方を受けていたといい、3人は同じ2種類の薬を服用して心中を図った可能性がある。警視庁は猿之助容疑者が父親の死亡に関与した疑いについても調べる。
猿之助容疑者は逮捕前の聴取で「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、みんなでさよならすることにした」と説明していた。心中を決意して自殺方法を調べ、手元にあった睡眠薬を用いた可能性がある。