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共同通信
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【ローマ共同】約2千年前の噴火で壊滅したイタリア南部の古代都市遺跡ポンペイで、ピザのような料理が描かれた壁画が見つかった。イタリア文化省が28日までに発表した。トマトやモッツァレラチーズのような食材は使われていなかったため「厳密に言えばピザではないが、現代のピザの遠い祖先の可能性がある」としている。
壁画は新たな発掘作業の一環で、パン屋が併設された家で見つかった。トレイの上にワインのような飲み物と一緒に、「フォカッチャ」のような食べ物が描かれている。専門家は、パンは果物などを載せるのに使っていたと推測。スパイスかピザソースの一種とみられる、黄色っぽい点も描かれいてる。