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共同通信
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証券取引等監視委員会は28日、フィリピン所在の投資会社と大阪市にあるグループ会社、両社の須見一会長が、金融商品取引法に違反し、無登録で投資家に社債などを発行していたと発表した。集めた金額は計約200億円に上るとみられる。監視委は同日、違反行為の禁止や停止を2社と須見会長に命じるよう大阪地裁に申し立てをした。
監視委によると、投資会社は「S DIVISION HOLDINGS(SDH)」。
SDHなどは金融商品を取り扱うのに必要な国の登録を受けないまま、16年10月~22年11月、フィリピンでの金融事業名目で少なくとも延べ約4300人に計約200億円分の社債などを購入させた。