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共同通信
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29日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。
午前10時現在は前日比17銭円安ドル高の1ドル=144円24~26銭。ユーロは47銭円高ユーロ安の1ユーロ=157円32~36銭。
28日に開かれたシンポジウムで、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の金融引き締め姿勢に対し、日銀の植田和男総裁が大規模な金融緩和策の妥当性を説明したことで日米の金融政策の違いが改めて意識された。日米金利差が拡大するとの思惑から円を売ってドルを買う動きが先行した。
市場では「発言内容は想定内だったが、材料視された」(外為ブローカー)との声があった。