ワグネルの秘密メンバーか

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共同通信
ロシアのスロビキン航空宇宙軍総司令官=24日(ロシア国防省提供・タス=共同)

 【キーウ共同】米CNNテレビは29日、ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務め、武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルとの関係を巡って拘束情報が出ているスロビキン航空宇宙軍総司令官について、ワグネルの秘密メンバーだったと報じた。米ブルームバーグ通信は、スロビキン氏がロシア軍の捜査部門に数日にわたり事情聴取されたとしている。

 一方、英国防省は29日、ワグネルの部隊が、空中での司令部機能や無線中継を担うロシア軍機イリューシン22Mを24日に撃墜していた可能性を指摘した。侵攻を続けるロシア軍で同機が「重要な役割を果たしてきた」とし「空と陸の作戦に悪影響を及ぼす」と分析した。

 英国防省は、多くの乗組員が失われ、ロシア軍の「士気を下げることは間違いない」とした。長期的な影響として、ほかの軍用機などの安全を確保するために侵攻での作戦遂行に十分に注力できなくなる可能性も指摘した。