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ビバップジャズの大御所、バリー・ハリスさん(90)のワークショップが大盛況だ。ビバップは1940年代に興隆したジャズの様式。速いテンポと転調、複雑な即興演奏が特徴だ。チャーリー・パーカーやセロニアス・モンクなどの「レジェンド」と一緒に演奏したジャズピアニストで作曲家のハリスさんは60年代からビパップを教えている。「ハリス博士」と呼ばれているのは4つの大学から名誉博士号を受けているからだ。そんなハリスさんのワークショップの様子をニューヨークタイムズが6日、報じた。
ワークショップは毎週火曜、マンハッタン区のリハーサルスタジオで開催。午後6時から8時がピアノ、8時から10時がボーカル、その後、多様な楽器の即興が深夜まで続く。誰でも参加可能。しかも6時間で15ドルだ。
ピアノの前に座るハリスさんの周りには生徒がひしめく。20歳から60歳代まで、レベルもまちまちだ。60歳代の男性には「大人ならもっとできるだろう」と檄を飛ばし、コール・ポーターの曲を即興で熱演した生徒には「やるねぇ」と称賛。「知らないことだらけ」と話すのは、名門バークリー音楽大学で学び、ハリスさんのワークショップに8年間通っているアイザック・ラッツさんだ。
「自分の全てを次の世代に伝えているだけ」とハリスさん。だから、ビバップは生き続ける。
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