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共同通信
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東京都は30日、水道局が業務を委託している会社「東京水道」(新宿区)の50代の男性主任が、顧客の個人情報を知人に有償で漏らしていたと発表した。男性は同日、都個人情報保護条例違反の疑いで、警視庁に書類送検されたという。都は個人情報が犯罪に使われた形跡はないとしている。
都などによると、男性は2021年8月~22年9月ごろ、水道局から貸与されたシステム端末で顧客十数人の住所や電話番号を不正に入手し、知人女性に有償で提供したとされる。勤務先に対し、女性を探偵だと説明。「人捜しで調べてもらいたいと働きかけられた。30万円程度もらった」と話している。