loader-image
New York, US
2025.01.12
temperature icon -0°C
2020.03.12 NEWS

当初は通常の肺炎と診断 50代弁護士、4日間病室転々 

 今月2日、新型コロナウイルスに感染していることが判明したウエストチェスター郡ニューロシェル在住で、マンハッタン区勤務の男性弁護士が、発症してから感染が確認されるまでの4日間を、ニューヨークタイムズが10日、報じた。
 ローレンス・ガーブズさん(50)は2月27日、呼吸困難を訴え、隣人が運転する車で同郡ブロンクスビルのローレンス病院を受診。レントゲン検査で「肺炎」と診断され、一般病棟に入院した。しかしその後また別の病室に移された。しかし、ガーブズさんは歩けなくなるほど病状が悪化、集中治療室に移された。
 それでも体調が回復しないガーブズさんは1日夜、救急車でマンハッタン区のコロンビア大学医療センターに搬送され翌日、同ウイルスの感染が判明した。
 ローレンス病院の関係者によると、カーブズさんは4日間、病室の移動を繰り返したため、多数の病院職員および患者と接触した。ガーブズさんが装着した人工呼吸器の挿入管を通してウイルスが気体中にエアロゾル化(微粒子化)して蔓延。見舞いに来た家族や友人、医療関係者が感染しやすい状態になっていたという。

RELATED POST