ポーランドが「核共有」希望

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共同通信

 【ベルリン共同】ポーランドのモラウィエツキ首相は6月30日、ロシアの戦術核兵器が隣国ベラルーシに搬入されたことを受け、米国の核兵器を北大西洋条約機構(NATO)加盟国内に配備する「核共有」にポーランドも加わりたいとの意向を示した。ベルギー・ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議後の記者会見で述べた。

 ポーランドメディアの報道によると、モラウィエツキ氏は、最終的な判断は米国に委ねられていると指摘。「プーチンが脅しをエスカレートさせるのを黙って見ているわけにはいかない」と語った。

 NATOの核共有は、米国の核兵器を加盟国内に配備し、有事に共同運用する仕組み。