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マンハッタン区アッパーイーストサイドの薬局、ティサネ・ファーマシー&カフェと、同区ワシントンハイツの薬局、シティードラッグ&サージカルは数日前から、手作り除菌ジェルの販売を開始した。ウォール・ストリート・ジャーナルが15日、報じた。
「製造方法は比較的簡単」と話すのは両店を経営するベテラン薬剤師、エレーナ・ヨッフェさん。2オンス(約59ミリリットル)入りのボトルを4ドル99セントで提供している。「メーカーの製品に比べて品質にムラがある」ものの、既に数百本が売れたという。新型コロナウイルスの感染拡大で手指消毒剤などが品薄になる中、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は便乗値上げを厳しく取り締まると明言。ヨッフェさんによると、利益は1ボトルにつき2ドル以下。「儲けより、顧客を支援したくて製造した」のだという。
除菌ジェルの主原料はアルコールとアロエ。家庭で手作りできるため、こうした原料の入手も難しくなっている。
グリニッチビレッジにある老舗薬局、C.O.ビゲロゥの経営者の1人、アレック・ギンズバーグさんは、原料の確保が不可能として手作りを断念。ヨッフェさんも「いつまで販売を継続できるかは分からない」と話す。
除菌ジェルは、ハンドメイドやビンテージ商品のネット通販大手、エッツィでも入手できる。
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