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共同通信
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18年7月の西日本豪雨から5年となるのを前に、災害関連死を含む20人が死亡、1人が行方不明となった広島県坂町で2日、追悼式が開かれ、遺族ら約60人が犠牲者をしのんだ。吉田隆行町長は「安全安心な町の再建に向けて努力する」と述べた。
坂町は全域で河川の氾濫や土砂災害が発生。被害が大きかった小屋浦地区の「坂町自然災害伝承公園」で式典があり、長松秀夫さん(60)は遺族代表として「多くの建物がよみがえり、私たち遺族の感情が徐々に和らいでいるような気がする」と話した。
公園内のホールでは式典後、地元の防災士らが空撮した小屋浦地区の映像を紹介、給水バッグなど非常時に役立つ道具を展示した。