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共同通信
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静岡県熱海市で2021年に発生した大規模土石流から2年となった3日、市は市立伊豆山小の体育館で追悼式を開き、斉藤栄市長が「この地に愛着を持ち、夢や希望を持って暮らしていた人たちの穏やかな日々を土石流は奪い去った。時間はかかるが、復旧復興への歩みを着実に進めていく」と式辞を述べた。式には犠牲者遺族28人が参加。川勝平太知事や市関係者らも出席した。
盛り土を含む大量の土砂が崩落し、災害関連死を含む28人が命を落とした「人災」の原因や責任の所在を究明する県警の捜査は結論が出ておらず、遺族らによる民事訴訟も長期化の様相を呈している。