傷害男「先駆者、気分がいい」

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共同通信

 2021年8月に走行中の小田急線車内で乗客10人が包丁で刺されるなどして重軽傷を負った事件で、3人への殺人未遂などの罪に問われた対馬悠介被告(37)の裁判員裁判の公判が3日、東京地裁であった。同年10月、京王線特急電車で乗客が襲撃される事件が起きたことを知った対馬被告が、捜査側に「先駆者になれて気分がいい」と語っていたことが明らかになった。

 京王線事件で殺人未遂罪などに問われた服部恭太被告(26)は、東京地裁立川支部で公判中。検察側は裁判員裁判初公判の冒頭陳述で、服部被告が小田急線事件の報道を見て、電車内の放火と殺人を思い立ったと指摘していた。