Published by
共同通信
共同通信
【ロンドン、モスクワ共同】中東最大の産油国サウジアラビアは3日、7月に始めた日量100万バレルの自主的な追加減産を8月も継続することを明らかにした。国営サウジ通信が伝えた。ロシアも8月に日量50万バレルの減産を行うと発表。世界経済の減速懸念から原油相場が下落しており、連携して底上げを図る姿勢を示した。
サウジの8月の生産量は日量約900万バレルとなる。相場が上向かなければ、その後も延長する可能性がある。ロシアと合計した150万バレル分の減産は、世界需要の1.5%程度に相当する。報道を受け原油価格は上昇。国際指標のニューヨーク原油先物相場は一時1バレル=71ドル台を付けた。