被害男性に防御創なし

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共同通信
遺体が見つかったホテル=3日、札幌市中央区

 札幌市中央区のホテルで首が切断された男性の遺体が見つかった事件で、遺体には抵抗した際にできる防御創がなかったことが5日、捜査関係者への取材で分かった。札幌・中央署捜査本部は、一緒に入室後、1人で退出した人物の行方を追うとともに、被害男性の足取りなど、経緯を詳しく調べている。

 捜査関係者によると、死因は刺し傷による出血性ショック。首は死亡後に刃物のようなもので切られた。ほかにも傷があった。

 男性は恵庭市の会社員浦仁志さん(62)。同行した人物は小柄で、入室時は女性のような服装をしていたほか、退出の直前にはフロントに女性のような声で電話があった。