ロシア軍機、米無人機の飛行妨害

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共同通信
米空軍が公開した、米国の無人機近くを飛行するロシア軍戦闘機=5日(米空軍提供、AP=共同)

 【ワシントン共同】米中央軍は5日、シリア上空で同日、ロシア軍の戦闘機3機が米空軍の無人機3機の前に照明弾を落とすなどして飛行を妨害したと明らかにした。「危険な行為だ」と非難する声明を発表、無人機が撮影した動画も公開した。

 米無人機はシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)の監視活動に従事。ロシア軍もIS対策でシリアのアサド政権を支援するため活動している。

 米軍幹部によると、無人機3機は回避行動を余儀なくされ、ロシア軍の戦闘機1機が米無人機の前で推力増強装置を使ったため、無人機を安全に遠隔操作しづらい状態に陥った。米中央軍は「米軍にとってもロシア軍にとっても危険だ」と訴えた。