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共同通信
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松野官房長官は6日の記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出計画を巡り、放射性物質トリチウムの年間放出量は中韓両国を含む海外の多くの原子力関連施設と比べて低い水準にあると説明した。放出計画について「核汚染水」などと批判する中国に反論した形だ。
原子力規制委は、海洋放出の設備が正常に作動することが確認できたとして使用前検査の合格を示す終了証を7日に東電に交付する。放出へ設備面の準備が全て終わる見通し。
経産省のウェブサイトによると、海洋放出に関しトリチウムの年間放出量は22兆ベクレル未満を予定。海外の原子力関連施設もトリチウムを海洋などに放出している。