「過剰な実力行使」と批判

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共同通信
国連のグテレス事務総長

 国連のグテレス事務総長は6日、イスラエル軍によるパレスチナ武装勢力への軍事作戦を「過剰な実力行使」と批判、イスラエルに国際法の順守と自制を要請した。ニューヨークの国連本部で語った。

 占領地ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプへの空爆と地上部隊の投入を「近年で最悪の暴力行為だ」と非難。空爆について、治安維持の取り締まり行為とは言えないと指摘した。

 イスラエルの治安への懸念に理解を示しながらも「緊張が高まれば暴力と流血の連鎖が深まるだけ」と述べた。2国家共存に向けた政治プロセスに対するパレスチナ人の信頼を回復させることがイスラエルの安定につながると訴えた。