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共同通信
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働き過ぎなどによる肉体的、心理的な負荷が原因で家族が自死した遺族が8日、札幌市の北海学園大で講演し、2013年に北海道釧路市の病院で新人看護師だった長男=当時(36)=を亡くした室蘭市の村山百合子さん(67)が学生約120人を前に「急に大切な人を亡くした時にどうしたらいいか、自分事として考えてほしい」と訴えた。
長男譲さんはうつ病を発症し「医師に『お前はオペ室のお荷物だな』と言われた」と書かれた遺書を残した。村山さんは「うつは自己責任ではない。職場環境がつらい時は窓口に相談して」と述べた。
講演は2014年施行の過労死等防止対策推進法に基づく厚生労働省の事業。