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共同通信
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【キーウ共同】英国防省は8日、ロシアの侵攻に対するウクライナの反転攻勢で過去1週間、東部ドネツク州バフムト方面が再び激しい攻防の舞台になっているとの分析を明らかにした。
英国防省は、ロシア側が制圧したバフムトの北と南の両面でウクライナ軍が着実に成果を得ていると指摘。米シンクタンク、戦争研究所も7日の戦況分析で、ウクライナ軍の発表を基に「戦術的に重要な進展」と評した。
英国防省は、防衛に当たるロシア軍は「士気の低下や反撃能力が限られていることで、苦闘している可能性が高い」と言及した。ロシア指導部にとり、バフムトの確保は政治的にも重要だが、部隊増派の余地は少ないとの見方を示した。
一方、ロイター通信によると、カール米国防次官(政策担当)は7日、ウクライナ軍の反転攻勢について、一部の人々の希望より進展は遅いが、判断は時期尚早だと発言した。「ウクライナ軍はロシアの前線の弱い部分を探っている。真のテストは、見つけた際にどれだけ素早くそこを突けるかだ」と説明した。