クラスター弾の供与に理解要請

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共同通信
10日、ロンドンでスナク英首相(左)と握手するバイデン米大統領(AP=共同)

 【ロンドン共同】バイデン米大統領は10日、スナク英首相とロンドンで会談した。ウクライナに侵攻するロシアへの対応方針を確認。ウクライナ軍に殺傷能力の高いクラスター弾を供与する米国の決定は、弾薬不足を補うために必要だとして理解を求めるとみられる。

 米国が7日に供与を発表してから、NATOの加盟国首脳と対面で会談するのは初めて。リトアニアで11~12日に開かれるNATO首脳会議を前に対処方針を擦り合わせる狙いもある。

 加盟国の一部はクラスター弾の使用や供与自体に反対姿勢。スナク氏も8日、英国は使用を禁止するオスロ条約に加盟していると述べ、米国の供与決定には追随しない立場を強調した。