9日付のエーエム・ニューヨークによると、トップレスの女性ら通称“裸族”や偽キャラたちの、タイムズスクエア付近における活動を制限する条例案が最初の第一歩を踏み出したという。
同日午後に市議会にて提出された法案によって、市は市の運輸局(DOT)と協同して、条例違反への取締を開始する。
タイムズスクエア付近では、上半身にペイントを施したトップレスの女性たちや著名なキャラクターに扮し、写真を撮るなどのサービスを行いチップを観光客らから求める行為が急増していた。子どもの理想となるはずのキャラクターから乱暴な言動が横行するなどの問題が噴出しており、市においてトップレスになることは違法ではないものの、トップレスの女性らの行動は、“似顔絵を書くなどのアーティスト行為”としては認められないという判断がなされていた。
また、この条例案制定が初めてビル・デ・ブラシオ市長によって発表された昨年8月、市長は、「タイムズスクエアの現状は見過ごせない。ただちに改善する必要がある」と述べており、一部の団体から女性蔑視という声も上がっていたが、「女性だから活動を制限するのではなく、タイムズスクエアで観光客らを不快にさせる全ての行為を取り締まる」と説明していた。
ニューヨーク市は、快適に過ごすことのできる街を目指し、前進する。