9日付のDNAインフォによると、大手銀行系クレジットカード会社、チェイス・フリーダムが米国の複数都市で行った調査で、ニューヨーカーのおよそ半数が、「公共機関に充満するばい菌がなくなれば」と感じていることが明らかとなった。
この調査は、公共の交通機関を通勤に利用する18歳以上の社会人を対象に、13の都市で通勤についての意識調査をまとめたもの。「通勤の負担を少しでも軽減するために何か1つ叶うとしたら?」という質問に対し、ニューヨーク市を通勤圏とするアンケート回答者の47%が、「地下鉄やバスに充満しているばい菌を殺菌できる力が欲しい」と回答したという。
また、通勤が嫌いと答えた人は全米平均が19%だったのに対し、市では25%となっており、地下鉄やバスなどによる通勤の負担の重さを伺わせた。公共機関と同じ値段なら、ウーバー(Uber)などを利用したいと答えた人は、64%にも上る。
そのほかの回答としては、「通勤中に周りから聞こえてくる雑音や悪臭を消す力」、「必ず席が確保できる電車」など、さまざまあったものの、そのなかでも殺菌と答えた人がほかの都市に比べて多かったことは、ニューヨーカーがいかに公共機関は不潔と認識し、通勤のストレスになっているかが分かる。