Published by
共同通信
共同通信
神戸市西区の草むらでスーツケースに入った穂坂修ちゃん(6)=同区=の遺体が見つかり、祖母(57)に対する監禁や傷害の疑いで家族4人が逮捕された事件で、兵庫県警は12日、4人を勾留満期の13日に修ちゃんの死体遺棄容疑で再逮捕する方針を固めた。
捜査関係者によると、再逮捕するのは修ちゃんの母沙喜(34)、叔父大地(32)、いずれも叔母の朝美(30)、朝華(30)の4容疑者。祖母はこれまで「大地容疑者が遺体をスーツケースに隠すよう他の家族に指示した」と説明しており、県警は大地容疑者の主導で遺体を遺棄した可能性があるとみて調べる。
4容疑者は共謀し6月19日ごろ、修ちゃんの遺体をスーツケースに入れて自宅の北約1キロの草むらに遺棄した疑いが持たれている。
司法解剖の結果、修ちゃんは同19日に外傷性ショックで死亡したとみられ、背中に多数の打撲痕があった。自宅近くの防犯カメラには同日午後5時ごろ、成人4人が歩いてスーツケースを運ぶ様子が写っており、遺体を遺棄しに行く途中の4容疑者だった可能性がある。