NY円、一時138円17銭

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共同通信

 【ニューヨーク共同】12日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで大幅上昇し、一時1ドル=138円17銭と5月下旬以来、約2カ月ぶりの円高ドル安水準を付けた。米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが広がった。

 午後5時現在は、前日比1円87銭円高ドル安の1ドル=138円46~56銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.1120~30ドル、154円18~28銭。

 朝方発表された6月の米消費者物価指数の前年同月比上昇率が市場予想を下回り、2021年3月以来の低水準となった。インフレ鈍化によって米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが停止に近づいているとの見方から米長期金利が低下し、ドル売り円買いを促した。日銀が金融政策の修正に動くとの観測も円買いを後押しした。