車両式爆発装置で心理打撃

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共同通信

 【キーウ共同】英国防省は13日、ロシア軍が旧式の装甲車に数トンの爆発物を積み、車両運搬式即席爆発装置(VBIED)としてウクライナ侵攻の前線で使っているとの分析を発表した。目標に達する前に多くが地雷により爆破されるが、ウクライナ軍に心理的な打撃を与えていると指摘した。

 ウクライナ東部ドネツク州の激戦地マリンカで多くの使用が確認された。装甲車を目標に向かって走らせた後、運転手は脱出。VBIEDの活用はロシア南部チェチェン共和国の部隊が展開してから数日後に始まったとし、同部隊が主導している可能性があるとした。