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共同通信
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【タリン共同】河野太郎デジタル相は14日、バルト3国のエストニア・タリンを訪問した。カラス首相と会談し、デジタル分野での協力強化で一致。同国はマイナンバーに当たる電子IDの導入と行政サービスへの活用が進んでおり、行政のデジタル化の取り組みを視察した河野氏は「(マイナンバーの)方向性に間違いはない」と語った。
エストニアは2002年に電子IDを導入した。身分証明書や健康保険証、運転免許証が一元化され、ほぼ全ての行政サービスがオンラインでできる。
河野氏は視察後、「利便性が高く、自分の情報を管理しやすいという良さがある」と指摘。マイナンバーはトラブルが相次いでいるが、立て直しや運用に先進国の知見を生かす考えを示した。